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2017.08.15(2017.09.27 更新)

【四国ツキノワグマ】調査にいってきました!

イベント報告

専門度:専門度1

▲魚梁瀬杉(やなせすぎ)と呼ばれる銘木がある高知県の山奥に行ってきました。

テーマ:絶滅危惧種

フィールド:高知県

 

 

生物多様性保全室、出島です。

日本自然保護協会は、日本クマネットワーク、四国自然史科学研究センターと協力をして四国のツキノワグマを守る取り組みを始めました。

 

 

現地の調査で、7月25-27日に3日間四国を訪れました。

2日間は日本クマネットワーク方々約20名と一緒に調査を行い、27日は、高知県越知町の横倉山自然の森博物館で親子を対象としたツキノワグマを学ぶワークショップを開催しました。

 


▲尾根のキワまで人工林が迫っている山の様子。拡大造林により、ツキノワグマが住みにくい山になってしまいました。

 


▲ 向きや高さを決めて、仕掛けをおきます。写ってほしい!

 


▲ こちらはワークショップの様子。日本クマネットワークの「ツキノワグマトランクキット」を使って、クマの生態や付き合い方をじっくり伝えます。

 


▲「クマってどんな動物かな?」毛皮と頭骨に興味津々!

 

四国にツキノワグマが生息していることを知らない方も多く、クマと言えば「怖い」イメージを強く持っている様子でした。

しかし、クマの森での暮らしぶりを紹介し、九州では絶滅してしまい、四国でも現在危機的状況にあることをお伝えすると、四国でツキノワグマを守る活動に共感して頂きました。

中には寄付をして頂く方もおられ、私たちが、今後本格的に活動を進めるにあたっての励みになりました、ありがとうございます!

 

日本自然保護協会では、四国ツキノワグマ保護活動の活動資金として8月末までに500万円のご支援をお願いしています。

 

SAVE THE ISLAND BEAR 四国のツキノワグマを救え!

 

本日(8月14日)時点で、約1900名の方から約350万円のご支援を頂いております。ご支援頂いた皆様に心から感謝を申し上げます。

しかし、急峻な四国の奥山で、行動範囲の広いツキノワグマの保護活動を科学的に進めるためには、まだ150万円の活動資金が不足しています。

どうかあと少し、皆さまのお力をお貸しください。

引き続きのご支援を、どうかよろしくお願いいたします。


横倉山自然の森博物館では、9月3日まで企画展「四国ツキノワグマ」が開催されています。

かつて四国の森で生息していたツキノワグマの剥製や、これまでに撮影された動画の紹介など、とても充実した内容になっています。

ぜひ、夏休み中に訪れてみてください!


▲四国出身のツキノワグマの剥製がこれだけ集まるのは初めてだそうです。

 


▲ツキノワグマの塗り絵。みんなユニーク!

 

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