2017.07.21(2017.07.21 更新)
理事長と一緒に沖縄出張。環境省や県担当者と諸問題についての意見交換をしています。
読み物
専門度:
テーマ:生息環境保全環境アセスメント
フィールド:海
保護室の安部です。
亀山理事長と一緒に沖縄に出張にきています。
7月20日、沖縄に着いてすぐに環境省那覇事務所の西村所長と面談。外来種対策やヒアリ対策のこと、国立公園や世界遺産のことなどについて意見交換をしました。
続いて瀬長島に行き、那覇空港第2滑走路の埋め立て(那覇空港滑走路増設事業)の現場を見ました。美しいサンゴ礁の海で埋め立てはどんどん進んでいます。多くのダンプカーが列をなして瀬長島に出入りしている様子が見られました。
沖縄の玄関口でこのような光景が展開されていること自体が信じられません。
その後、亀山理事長、河村雅美さん(IUCN生態系委員)、吉川秀樹さん(ジュゴン保護キャンペーンセンター)と一緒に沖縄県知事公室長・謝花氏らと、辺野古新基地問題について意見交換を行いました。
はじめに、当会から沖縄県や沖縄県議会にこの1年間提出してきた要望書を再度提出し、この間の進捗を振り返りました。サンゴの移植やジュゴンの調査などの環境保全措置をめぐる問題、県知事権限、環境監視等委員会の現状などについて議論しました。
面談の終わりには、沖縄県が環境監視等委員会が機能しているかどうかについて評価(レビュー)を行うことを前向きにご提案いただきました。環境監視等委員会は公有水面埋立承認の際の留意事項の1つです。大変有意義な議論ができたと思っています。