NACS-J講師の紹介
(2024.4.1現在 五十音順)
青木 雄司(あおき ゆうじ)
神奈川県立生命の星・地球博物館 外来研究員/青山学院大学 非常勤講師/モニタリングサイト 1000 里地調査検討委員
●プロフィール
小さな頃から生き物が大好きだったので、大学は生物学科に進学。在学中に子どもたちの自然体験活動に係わるとともに、博物館のボランティアを通して自然観察会のノウハウを学ぶ。卒業後は自然公園のビジターセンターで自然体験プログラムの企画・運営を行う。現在、自分で発見したこと・気づいたことを、他の方に知ってもらうことに喜びを感じている。
●おもな著書
共著『丹沢自然ハンドブック』自由国民社,1997/共著『かながわの自然図鑑〈3〉哺乳類 』有隣堂,2003/共著『身近な自然を見つめる目』日本自然保護協会,2006/共著『鳥との共存を目指して』中央法規,2010/共著
『野生動物インタープリター』日本エコツーリズムセンター,2014
秋山 幸也(あきやま こうや)
相模原市立博物館学芸員/自然観察指導員相模原連絡会
●プロフィール
1968年神奈川県生まれ。小学校低学年の頃、鳥の図鑑を見ながら落書き帳に絵を描くのが好きでした。そのうち、同じ鳥が庭へ来ているのに気付きました。その鳥、シジュウカラに興味を持って観察を始めたのがこの世界に入ったきっかけです。今は自然系学芸員として植物、両生類、鳥類、哺乳類など広く生きものを調べています。
●おもな著書
『アマガエルのヒミツ』山と溪谷社,2004/分担執筆『鳥との共存をめざして』中央法規,2011/『生きものつかまえたらどうする?』偕成社,2014/『はじめよう!バードウォッチング』文一総合出版,2014
●動画
秋山先生による自然観察動画『教えて!ネイチャー先生!』シリーズ、NACS-JのYoutubeチャンネルで公開中です!
植原 彰(うえはら あきら)
NACS-J理事/乙女高原ファンクラブ代表世話人
●プロフィール
山梨生まれ。学生時代にこの講習会を受け「自分が進む道はこれだ!」と観察会活動を始める。就職後も「やまなしナチュラリストの会」や「ノラやまなし」を設立。自然かんさつから始まる自然保護活動を続けている。自分のホームグランドは乙女高原。2001年春には「乙女高原ファンクラブ」を設立し、マルハナバチの観察会や乙女高原案内人の養成、草原保全のための草刈りボランティアなどに取り組んでいる。
●おもな著書
『ぼくらの自然観察』地人書館,1992/『学校で自然観察』地人書館,1993/『いつでもどこでも自然観察』地人書館,2000/『乙女高原大百科』乙女高原ファンクラブ,2014/『乙女高原の自然観察』乙女高原ファンクラブ,2023
●動画
植原氏による自然観察動画『おしえてうえちゃん!』シリーズ、山梨CATVのYoutubeチャンネルで公開中です!
大熊 勳(おおくま いさお)
帯広市 緑ヶ丘公園 みどりと花のセンター(指定管理者: 株式会社 造景) 副センター長
●プロフィール
1990 年奈良県生まれ。パセリについたキアゲハを祖母と観察したことがきっかけで虫とり少年に。野生動物とのトラブル解決をめざす、帯広畜産大学・野生動物管理学研究室に所属して学位を修得。非常勤の学芸員職を経て公園管理の仕事に。広大な都市公園を舞台に、トラブル解決と自然観察会に奔走中。「自然は人を映す鏡」ととらえ、自然を通して人を知ることが好き。
●おもな論文
「Influence of non-lethal human activities on daily activity patterns of sika deer (Cervus nippon) in an agricultural landscape.」2022, Mammalian Biology, 1-9.
勝山 智男(かつやま ともお)
独立行政法人国立沼津工業高等専門学校名誉教授/静岡県自然観察指導員会
●プロフィール
多摩丘陵の里やまで育つ。埋め立て地に野鳥公園をつくる運動、子どもの自然観察会、里やまの保全運動などを経験し、自然観察指導員東京連絡会の設立にも関わる。野鳥や植物の識別にこだわった頃もあったが、今は野山をぶらりと歩くのが好き。NACS-J『すべての子どもに自然を!』プロジェクトに参画。
●おもな著書
共著『バードウォッチング-野鳥と出会うために』日本野鳥の会刊,1981。
清末 幸久(きよすえ ゆきひさ)
自然観察指導員鳥取連絡会会長/鳥取県立博物館学芸員/自然公園指導員
●プロフィール
鳥取県生まれ。大学時代に植物生態学と出会い学芸員資格を修得、卒業と同時に山陰海岸国立公園や鳥取県東部の氷ノ山などで自然観察会のサポートを始める。自然度の高いフィールドだけでなく路傍雑草や地域のこども会と連携した「春の七草観察会」など身近な自然観察会にも魅力を感じている。
●おもな著書
共著『ふるさとの自然観察ガイドブック』鳥取県自然観察研究会,1991/執筆協力『レッドデータブックとっとり 改訂版』鳥取県,2012/共著『国立公園 鳥取砂丘の生きもの』鳥取出版企画室,2014
木幡 英雄(こはた ひでお)
岩手県森林組合連合会/自然観察指導員ネットワーク岩手 副代表
●プロフィール
1978 年宮城県生まれ。実家は米農家。岩手大学農学部で森林を専攻し、フィールド調査を基本に森林教育や市民参加について修了。2003~2009 年まで自然保護協会講習会担当を経て現職。講習会から学んだ、身近にある自然をじっくり観察すること、得られた発見を回りと共感することを基本にして、仕事に中に、県環境アドバイザーでの活動に、市環境審議会等で自然観察指導員を活かしている。
佐野 由輝(さの ゆうき)
千葉県自然観察指導員協議会/NPO法人グリーンパパプロジェクト理事/NPO法人イクメンクラブプロデューサー/NPO法人ファザーリング・ジャパン/(国研)森林研究・整備機構職員
●プロフィール
1970年香川県生まれ。美しい自然に囲まれた小豆島で、野山で遊びながらのびのびと育つ。大学時代に子どもたちとの自然体験活動や体の不自由な方たちとの野外活動を通じて、自然の大切さを伝える活動に積極的に関わるようになる。就職後、自然観察指導員となり、都市公園や都市近郊の里山など、身近な自然を主なフィールドとして、自然観察会を実施している。また、父親による子育てグループに所属し、「自然=子育てのフィールド」をモットーに、親子を対象としたイベントを企画している。
田畑 清霧(たばた すがきり)
自然観察指導員熊本県連絡会事務局/八代自然観察会/熊本県立済々黌高等学校教諭
●プロフィール
熊本県生まれ。高等学校で生物を教えるかたわら、自然観察指導員熊本県連絡会や地元の自然観察グループで、自然観察を行っている。好きなフィールドは水辺。川でエビを追いかけたり、干潟でカニを見つめたりしている。
時田 恵(ときだ めぐみ)
自然観察指導員山梨県連絡会(ノラやまなし)事務局/南アルプス自然クラブ代表
●プロフィール
1963年山梨県生まれ。野山を保育園として育つ。1984年に指導員となり、「やまなしナチュラリストの会」で観察会活動の“はじめの一歩”を踏み出した。現在は、地域の人々と共に身近な自然を観察し、親しみながら自然を知り、守って行く心を育てたいと、南アルプス市を中心に櫛形山、釜無川などで自然観察会を行なっている。
野本 康太(のもと こうた)
伊丹昆虫館学芸員(副館長)/自然観察指導員兵庫連絡会事務局/森林インストラクター
●プロフィール
1975年埼玉県生まれ。子どもの頃は虫捕りやザリガニ釣りに明け暮れる毎日。遊びに行った多摩動物公園昆虫園で飼育員に憧れる。中高時代に自然から離れるが大学で生態学を学ぶ。千葉県房総半島や沖縄県やんばるの森で植物を調査研究。2000年より伊丹市昆虫館の学芸員として昆虫の飼育や展示、調査や観察会などに携わる。休日の楽しみは近所の河川敷散策、森林ボランティア、指導員仲間との観察会など。モズのはやにえ探しは10年以上継続している趣味。
福田 博一(ふくだ ひろかず)
サンデン株式会社/ぐんま自然観察指導員会
●プロフィール
千葉県育ち。生き物好きの父親の影響を受けて、幼少期だけ昆虫好きになる。保全生物学に興味を持ち大学へ進学するも、紆余曲折あり狩りバチの研究をすることに。専門性を活かし自然や生き物への理解を広めるために学芸員になるが、より自然保護に関わりたくて日本自然保護協会で自然観察指導員養成を担当する。その後イクメン目指して転職し、これまでの経験を活かして企業の社有林の管理・活用を担当。社有林にてモニタリングサイト1000 里山調査や学校受入で自然ガイド、市依頼の観察会、自社での自然関係企画の立案実施などをしている。
伏見 勝(ふしみ まさる)
自然観察指導員山梨県連絡会(ノラやまなし)世話人/樹医、測量士/八ヶ岳自然観察の会代表/「八ヶ岳の森」連絡会議会長/山梨県鳥獣害防止技術指導員/環境省環境カウンセラー/環境省自然公園指導員
●プロフィール
1955年山梨県生まれ。自分の命の源とも言える八ヶ岳の森の自然を守るには、どうしたらいいのか。また、農地や水路、溜池、里地・里山・里水など、農村の自然資源の保全をどう行ったらよいのか。そんな模索の中で30歳を過ぎて自然観察指導員となる。現在は、学校や諸団体、公民館活動などでの自然観察会や講演の手伝いをする一方、八ヶ岳の森をライフワークフィールドとして、その保全のための人づくり、地域づくり、仕組みづくりを「八ヶ岳の森」連絡会議として取り組んでいる。
星野 由美子(ほしの ゆみこ)
島根県立三瓶自然館学芸課課長代理/環境省自然公園指導員/島根県自然観察指導員連絡協議会
●プロフィール
新潟県生まれ。島根県在住。子どもの頃は、地元長岡の山で山菜、きのこ採りに熱中。高校時代に環境保全や自然保護に興味を持つ。平成元年、大学生で自然観察指導員講習会を受講し、自然観察会に関わるようになった。平成6年から県立三瓶自然館で自然観察会の企画運営をするとともに施設ボランティアのコーディネートに携わる。自然をテーマに人と人がつながっていく手助けをするのが無上の喜び。
前田 修之(まえだ のぶゆき)
佐賀県立高校教員/自然観察指導員佐賀県連絡会(ネイチャー佐賀)会長/全国高校生自然環境サミット指導委員会代表理事
●プロフィール
1966年佐賀県生まれ。大学で水産資源学(海藻)を専攻し、スキューバダイビングクラブで海に親しむ。1999年に自然観察指導員講習会を受講して以来、個々の生物名を意識しない、生物どうしの関わり合いに目を向けるなど自然の見方が変わった。観察や調査フィールドも海岸や海中が多く、貝・海藻などに関心が高い。
吉田 正人(よしだ まさひと)
NACS-J監事
●プロフィール
1956年千葉県生まれ。千葉大学卒業後、日本ナチュラリスト協会、日本自然保護協会を経て現職。大学では、世界遺産を専攻する大学院生に自然遺産論などを教えるほか、自然保護寄附講座の担当として、将来、国際機関、行政、NGOで働くことを希望する学生を対象とした自然保護論などの授業や実習を行っている。
●おもな著書
共訳『世界の生物多様性を守る』NACS-J,1991/単著『自然保護-その生態学と社会学』地人書館,2007/『世界遺産条約と生物多様性保全』地人書館,2012/共訳『シェアリンングネイチャー 自然のよろこびをわかちあおう』日本シェアリングネイチャー協会,2012/『世界遺産を問い直す』山と渓谷社,2018
NACS-J事務局
左から、大野正人(おおの まさと)、小林今日子(こばやし きょうこ)、浅岡 永理(あさおか えり)